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執筆者の写真そらまめお

借りもの暮らし

蔵王町に棲みついて早半年。


今のところ、そらまめは「いただき物」に囲まれ、その中でできる限りのおもてなしをしている。


建物も、車も、家具・家電も、全部お下がりだ。

最近では、着る服も古着だったりする。

セカンドストリート、よくモノを売買する中古ショップだが、まさにセカンドストリートを進んでいる。


沢山の主が宿るモノの中で暮らしているせいか、人が持つモノにはよく反応してしまう。人がモノを大事にしている様子を見ていると、こちらも気分が良くなる。

愛車や道具を自慢されても心地良くその話を聞いている。


ブログの初めに紹介したエクストレイル、半年乗り続けているが前オーナーの几帳面さが窺い知れる。

同じようにペンションも前オーナー家族の清潔感や工夫がアチコチに見えてくる。



そして今回、新たにペンションに登場した薪ストーブの「ダッチウェスト」


こちらもやはり中古品だが、とっても状態が良く綺麗に使っていた前オーナーさんに感謝している。

※偶然だが、遠刈田温泉で別荘利用されている方から譲っていただいたもの


薪ストーブは買って部屋に置けば完成ってわけではない。諸々必要になるのが付随設備だ。

まず、炉台。

こちらもダッチウェストのレンガパネルを中古でかなりお安く頂いた。

庭の花が見事で建物も立派だったが、狭い路地にある住宅地。薪ストーブの煙にクレームが入り、泣く泣くストーブを手放されたそう。


そんなストーリーを知ってより一層大事に使おう!なんて気になる。そもそも買っても作っても高額なレンガ台だ。せっかくなので「できる限り」綺麗に使いたい。

モルタルを剝がし、補修して塗装


煙突も偶然が重なりやはり中古のモノをなるべく利用させて頂いた。


じつはペンションには備え付けの立派な煙突がすでにあった。今まで一度も使わなかったそうだが、これを機に36年目にして初利用することに…なかなか設置は簡単ではなかった。



既存煙突の口径が小さいので、まずは取外し、再度口径の大きい煙突を設置しなおさなければならない。マッカラーの皆様と町の大工さんと僕と、みんなで屋根に登ったり煙突内に入ったりトンカラトンやって。。


2日掛けてどうにかこうにか、薪ストーブの設置が完了し、リビングが更にゴージャス感を増した。



肝心な薪も地域の方から頂くことができた。

搬送にはまたしてもトラック、そしてマンパワーまでお借りしてしまった。



また、前から欲しがっていたウッドチップ

こちらも格安で頂くことができ、冬に転びまくった板張りだった玄関通路に敷き詰めてみた。



僕は無駄を嫌う性格なのであって、

ケチなのとは少し違う。

(いやケチです。御免なさい)


だから、僕にとって不要なモノでも他の人に価値があるなら捨てずに譲るべきで、ペンションの不要品は随分0円で出品し配送して配った。

マットを渡して、戸棚をもらって来る、なんていう物物交換もあった。まさに一石二鳥。


シンプルに少しでもゴミを出さず無駄なく暮らすことだと思う。

お金を大きく稼ぐより無駄にしない暮らしを心掛けている。


自分の選択1つで手に取った不要品がどこに行くのか、どこで活きるのか考えるようになり、再利用することを想定してなるべく綺麗にすることにしている。


モノを大事にする。
最後まで使いきる。
気持ちよく引き継ぐ。

最近はこんなことを意識しながら作業している。



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